一説によると、占いの市場規模はかなり大きいそうです。(一兆円あるらしい…)
そんな話もあって「占い師になって稼ぎたい」という人は年々増えています。
でも、占いのビジネスを始めるにあたって、
- まず何が必要?
- 副業でも大丈夫?
- 個人開業と会社所属どちらが稼げる?
…など、わからない事も多いですよね?
今回は、占いの開業のやり方、占いの副業の始め方について解説します。

占いを開業(副業)するには、何が必要?
まず最初に、占いを開業するには何が必要でしょうか?
- どうしても必要なこと
- 差しあたって必要ないこと
…の2つがあります。
それを説明しましょう。
占いの仕事を始めるのに必要なこと

占いの仕事を始めるのに、どうしても必要なことがあります。
それは以下の3つです。
- 占いのスキル
- 占いを販売する場所
- マーケティング戦略
占いのスキル
占いを開業したいなら、「占いのスキル」がなければ話になりません。
- タロット占い
- 占星術
- 手相
…など、一つの占術をしっかり身につけましょう。
スクールに通っても、独学してもOKです。
「この占術なら一通り占える」と自信が持てるまで、スキルを磨きましょう。
占いを販売する場所
開業にあたっては、占いを販売する場所を考えておかなければなりません。
まず、必要な選択は以下です。
- 個人で開業するのか?
- 占い会社に所属するのか?
そして、もし個人で開業するなら、
- 喫茶店で占うのか?
- ネットショップで占うのか?
- スキルマーケットで占うのか?
…などを考える必要があります。
マーケティング戦略
占いを開業したからと言って、すぐ売れるというものではありません。
売れるには、ある程度のマーケティング戦略が必要です。
とは言え、最初はムツカシく考える必要はありません。
比較的カンタンで、多くの占い師がやっているのは「SNSを使った集客」です。

占いの仕事を始めるのに、差しあたって必要ないこと

次に、占いのビジネスをするのに差しあたって必要ないことを説明します。
(必要そうに見えて、最初は必要ありません。)
それは、以下の2つです。
- 開業届
- 資格
占いの仕事を始めるのに「開業届」は必要?
占いの仕事を始めても、すぐに開業届を出す必要はありません。
ビジネスとして成立してから、つまり、継続して利益を出せるようになってから出すことを考えましょう。
開業届は「ビジネスとして成立してから」でも遅くない
ビジネスを始めた場合、年間所得(収入ー経費)が48万円以上ならば、税金を納める必要が出てきます。
その際、開業届を出していた方が経費の申請などで有利になります。
占いで継続して利益を出せるのであれば、開業届を出しましょう。
しかし、「いくら利益がでるかわからないような状況」なら、まだ開業届を出す段階ではありません。
そういうわけで、「始めたばかりのフリーランス」や「小規模の副業」であれば、最初は、開業届のことは考えなくて良いと思います。

占いの仕事を始めるのに「資格」は必要?
占いをするのに「資格がいる」と思ってる人も多いようです。
もちろん、お医者さんのように、人の心身を治療するには資格が必要です。
ですが、占い師は治療行為をするわけではありません。
ですので、占いを開業するのに「資格」や「ライセンス」は必要ないのです。

占いの開業(個人開業・会社所属…2つの方法)

先ほども触れましたが、占いを開業(副業)するには、
- 個人で始める
- 占い会社に属する
…という2つの方法があります。
ここからは、それぞれのやり方を解説してゆきますね。
占いを個人で始める

最初は、個人で始める占いです。
個人開業は会社に所属せず、自分の力で自由に仕事をするスタイルです。
- ネット(チャット)占い
- 喫茶店占い
- 路上占い
- 自宅占い
- 出張占い
- 店舗を構えて占う
…などの方法があります。
1.ネット(チャット)占い
個人開業する上で、一番手軽なのが「ネット(チャット)占い」です。
インターネット環境があれば、自宅でメールやチャットを使って占いを始められます。
対面占いと違って、じっくり考えたり調べたりして占えるのがメリット。
そのため、初心者が副業で始めるのに向いています。
ネット(チャット)占いを始めるには、
- ネットショップ
- スキルマーケット
…を使うのが一般的です。

ネットショップを使った占い
今、多くの人が、ネットショップで占いを出品しています。
…など、とても使いやすいコンテンツがあるんです。
占いの副業を始めたいなら、これらのネットショップを使うことをお勧めします。
メール、電話、LINE、ZOOMなど、あらゆるやり方で占うことができます。
特に、STORESは初心者でも簡単にショップを作れます。
また、出品者のプライバシーも保護されます。
副業を始めたい人にはオススメのサービスです。

フリマ(メルカリ)を使った占い
占いを販売するのに、フリマのメルカリを使う人も一定数いらっしゃいます。
しかし、メルカリで占いを売ることは禁止されています。
なぜなら、メルカリでは占いのような無形商品は販売できないからです。
しかし、抜け道はあります。
「鑑定書」という形のあるものを郵送することで、事実上、占いを販売することができるのです。
郵送の手間が気にならなければ、メルカリでも占いの副業はできます。

スキルマーケットを使った占い
スキルマーケットとは「サービスの売買をできる場所」を提供するプラットフォームです。
誰でも自由に出店できる、インターネット上のフリマのようなものです。
スキルマーケットの良いところは、以下の点です
- 自由に仕事ができる
- すぐに開業できるシステムが整っている
- お客さんが多い
ただし、販売手数料はネットショップと比べるとかなり高いです。
例:STORES→5.5%、ココナラ→22%
占い師に人気があるスキルマーケットはココナラです。
ユーザーが多くて競争率は激しいですが、稼ぎたい人にはオススメです!

2.喫茶店占い
次に、喫茶店を使っての占いをご紹介します。
喫茶店で直にお客さんを占う「対面占い」です。
これは、喫茶店側にも売り上げアップというメリットがあります。
なので、「占いOK」という店主さんも多いです。

3.路上占い
街頭に出店して占うスタイルです。
路上占いをするには、
- 道路使用許可
- 同業者へのあいさつ
…などを考えなくてはなりません。
色々とトラブルが多いので、事前にその地域のリサーチが必要です。

4.自宅で占う
お客さんを自宅に招いて占うスタイルです。
自宅に占いスペースを作る必要があります。
自宅占いは、住所というプライバシーが晒されるので注意が必要です。

5.出張占い
出張占いは、お客さんの住んでいる地域に足を運んで占います。
それだけに、すっぽかされると痛手が大きいです。
ですので、事前に以下をやっておく必要があります。
- お客さんの身元を確認する
- 料金の先払いしてもらう

6.店舗を構えて占う
店舗を借りて、占いをするスタイルです。
店舗経営は、失敗すれば投資金がパーになります。チャンスは大きいですがリスクも大きいです。
特に、今は、ネット占いが主流ですのでなかなか難しいものがあります。
よほど勝算がある人が考えるべきでしょう。

占い会社に所属して占う

次に、占い会社に所属して、占いを開業する方法を解説します。
なにもかも自分一人でするのはしんどい…そういう人は、会社に所属して占い師を始めるのも良いでしょう。
会社所属の占いは、以下のようなスタイルが多いです。
- 電話占い
- ショッピングセンターでの占い
- 占いの館
それぞれを、簡単に説明しますね。
1.電話占い
電話占いをしている占い師さんの多くは、占い会社所属です。
会社にマージンを払って
- 集客システム
- 課金システム
- ブランディング戦略
…などを使わせてもらいます。
電話占い会社では、会社側がある程度お客さんを集めてくれます。
その点ではラクかもしれません。
ですが、会社へ払うマージンの分、自分の収入は少なくなります。

2.ショッピングセンターなどでの占い
地域によっては、
- デパート
- 駅ビル
- ショッピングセンター
…などで、占いをしてますよね?
これは、「特定の占い会社」がショッピングセンターと契約しているのです。
占いブースを見つけたら、求人の有無を聞いてみましょう。
運がよければ、採用してもらえるかもしれません。

3.占いの館などで占う
やはり、占いは店舗で占うのが王道です。
都内などには、占いの館がたくさんあります。
求人・募集も多いので、腕に自信のある人は問い合わせてみると良いでしょう。
ですが、対面鑑定ですので、それなりのスキルが要求されますよ。
「個人開業」「会社所属」…どちらが良い?
では、占い師を始めるにあたって、
- 個人開業
- 会社所属
…どちらが良いのでしょうか?
- 収入
- 持ち客
- トラブル
…について、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
個人開業 | 会社所属 | |
---|---|---|
収入 | 手数料はわずか | 高い手数料を取られる |
持ち客 | 自分の顧客にできる | 自分の顧客にできない |
トラブル対応 | 自分で対応する必要がある | 会社が対応してくれる |
開業のしやすさ | 自由に始められる | オーディション合格の必要あり |
1.収入に関して
占いを開業したのはイイんだけど、手取りが少なくて大変(._.)…なんてことはザラにあります。
収入がなければ、占い師を続けることはできません。
ですので、収入に関してはシビアに考える必要があります。
- 個人開業→儲けは大きい、でも集客はセルフで!
- 占い会社所属→手数料をガッポリ取られる、でも集客してもらえる。
個人開業:儲けは大きい、でも集客はセルフで!
占いを個人で開業すれば、占い会社へマージンを支払う必要はありません。
そのため、儲けは多くなります。
しかし、集客は自分でやる必要があるので、マーケティングの知識が必要になります。
占い会社所属:手数料をガッポリ取られる、でも集客してもらえる。
一方、占い会社に所属するとマージンを取られます。
一般的には、40%~60%は取られるのではないでしょうか?
ですので、そのぶん儲けは少なくなります。
しかし、占い会社は一定の宣伝をしてくれます。
ですので「ある程度の集客が見込める」という利点があります。
2.持ち客に関して
「これから占い師として稼いでゆきたい!」
…というのであれば、自分の持ち客(顧客)をキープできるかどうかは大切です。
- 個人開業→持ち客が増えてゆく!
- 占い会社所属→持ち客にできない!
個人開業:持ち客が増えてゆく!
占いを個人で開業していれば、「持ち客」は増えてゆきます。
これは、とても大きな財産です。
メールアドレスを交換できれば、お客さんに対して独自のアプローチもおこなえます。
占い会社所属:持ち客にできない!
しかし、占い会社に所属していたらどうでしょう?
お客さんを自分の「持ち客」にする事はできません。
なぜなら、占い会社は、お客さんの個人情報を教えてくれないからです。
ですので、もし、あなたが独立することになったとしても、今までの常連さんを「持ち客」にすることはできないのです。
ゆくゆくは個人で開業したい人は、 少なくとも、ホームページを作成しておく必要があります。
ホームページがあれば、たとえ占い会社をやめたとしても大丈夫。
今までのお客さんは、ホームページ経由でアクセスしてくれます。

3.トラブルに関して
商売にはトラブルがつきものです。
特に占いの仕事は、お客さんがアンチやストーカーになってしまう可能性もあります。
お客さんへは、細心の注意をもって対応する必要があります。
- 個人開業→トラブルはすべて自分で対処
- 占い会社所属→トラブルは会社が対処してくれる
個人開業:トラブルはすべて自分で対処
個人で占いを開業すると、トラブルは「すべて自分で対処」が基本です。
占いの仕事のトラブルとしては
- クレーマー
- ストーカー
- SNSでの誹謗中傷
…などが考えられます。
占いを個人で開業するには、それなりの危機管理能力が必要です。
占い会社所属:トラブルは会社が対処してくれる
一方、占い会社に属していれば、トラブルは会社が対処してくれます。
こちら側の個人情報も、お客さんには開示されません。
ですので、クレームやトラブルに関しては、ずいぶん気が楽になります。
4.開業のしやすさ
占い師としてスタートする時、どれくらい簡単に始められるか気になる方も多いでしょう。
- 個人開業→手軽に始められる
- 占い会社所属→オーディション合格が必要
個人開業:手軽に始められる
個人で占いを開業するのは簡単です。
誰の許可も必要ありません。
自分自身が思い立ったら、始められます。
占い会社所属:オーディション合格が必要
一方、占い会社に所属するには、まずオーディションに合格しなければなりません。
有名な会社ほど、オーディションの難易度は高くなります。
そのため、初心者の方にとっては、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
まとめ
今回の記事では、占い師として開業したり、副業を始めるための方法について解説しました。
占い師としてすぐに活動をスタートしたい方は、ハードルの低い「個人開業」がおすすめです。
個人で始めるなら
- ネット(オンライン)占い
- 喫茶店占い
- 路上占い
- 自宅占い
- 出張占い
- 店舗を構えて占う
…などの方法がありますが、やはり一番手軽なのは、ネット(オンライン)占いでしょう。

占いを販売可能なネットショップは色々ありますので、以下を参考にしてみてくださいね。


慣れてない方は、ネットショップSTORESを使うのがオススメです。
初心者でもカンタン、無料で占いのネットショップを作れますよ。