「占いの帝王」と呼ばれ、昔から人気の高い四柱推命。
習得できれば、占いの幅が広がりそうですよね?
ですが、四柱推命はとても奥が深く、習得には苦労します。
- 天干・地支
- 十二支・十干
- 陰陽五行
…など、東洋独特の占いルールに慣れなくては、前に進めません。
とは言え、最近は占いブームということもあって、やさしい解説書も出ています。
今回は、私自身の失敗談も交えつつ、初心者が四柱推命を独学するのにオススメの本をご紹介します。
四柱推命を学習する際の注意点
以前、私は、四柱推命を一生懸命学んでいたことがあります。
何冊もの入門書で勉強し、地元の先生にレッスンを受けていました。
…ですが、挫折してしまいました。
その原因は以下です。
- キホンである「命式の習得」をおろそかにした
- 最初から、すべて習得しようと欲張った
- ムツカシイ参考書を選んだ
結局、数年後、わかりやすい入門書で一から学び直すことになってしまいました…😭
この体験を元に、皆さんに、四柱推命を学習する際の注意点をお知らせします。
1.習得は焦らず、じっくりと
東洋占術は、難しい用語がたくさん出てきますよね?
- 庚寅
- 食神
- 干合
…などなど。
これらをいっぺんで覚えるのはムリ。慣れるまで時間がかかります。
焦らず、じっくり時間をかけて学びましょう。
2.最初に、命式をしっかり理解しよう!
四柱推命で占うには、まず「命式」を作成する必要があります。
しかし、このチャートは東洋占術独特のわかりにくさがあります。
慣れるまでは、かなりの時間がかかるでしょう。
とは言え、メンドウだからと言って、命式の理解を怠ると先に進めません。
どんどん、わけがわからなくなります😅
最初は大変でも、命式をしっかり理解しましょう。
3.とにかく「わかりやすい入門書」で勉強する!
四柱推命は色々な入門書が出てるので、どれを読んだら良いか迷ってしまいますよね?
自分の体験から言うと、最初から「本格的な参考書」を買うと失敗します。
専門的すぎたり、情報量が多いと、ついて行けなくなりますよ。
一番初めは、とにかく「わかりやすい入門書」で勉強しましょう。
イラストが豊富で、やさしく基本を解説してくれる本だと、飽きずに読めるのでオススメです。
日本式?中国式?
四柱推命には「日本式」と「中国式」があります。
どちらが良いかは好みによります。
ですが、本場中国式のほうがより深い占いができるように思います。
日本式
日本式は、吉凶を重視します。
「正財は吉」「編印は凶」というように、シンプルな見方をするのが特徴です。
なので、すこし断定的になってしまうことも…。
ただし、これは古典的流派に多いようです。
最近の日本式四柱推命では修正され、柔軟な解釈になっています。
中国式
中国式はあまり吉凶を断定せず、全体を観てアドバイスをする傾向があります。
また、色々なことを細かく吟味した上で結論を出してゆきます。
なので、より深い鑑定ができるのが特長。
ただし、その分、複雑で習得するのが大変です。
初心者向け「四柱推命」オススメ本
過去、いろんな四柱推命の本を読んでみました。
でも、初心者さんにとって「これだ!」っていう完璧な本って、なかなか見つからないんですよね。
たとえば、
- 内容は良いけど、命式の出し方がわかりにくいとか
- 命式の出し方はわかりやすいけど、そこから先の情報が足らなすぎるとか
…どれも一長一短があります。
今回は、その中でも初心者でもラクに学べ、一通り理解できる本を厳選してみました。
ただし、四柱推命はそもそも難しい学問です。
スイスイと理解できないことが多いです。
なので、初心者は焦らずじっくり、腰を据えて取り組んでくださいね。
一番わかりやすい初めての四柱推命
『一番わかりやすい初めての四柱推命』は、超初心者さん向きの入門書です。
四柱推命を独学しようとして挫折してしまった経験がある人は、この本がオススメかもしれません。
著者の愛新覚羅ゆうはん氏は、20年間で2万5千人を占った占い師さんです。
この本の特長は、命式を作りながら勉強できるワークシート形式なところ。
特長
- ワークシート形式で、一歩一歩確実に覚えてゆける
- オールカラーで見やすい
- 一つ一つ丁寧に解説してくれて、命式の出し方が身に付きやすい
可愛いイラストで、本場、中国式四柱推命を一歩一歩確実に勉強できます。
命式の出し方、四柱推命の考え方がシンプルに身につくのが特長。
陰陽、五行、天干、地支などのムツカシイ概念も、一つ一つ丁寧に解説してくれます。
口コミ・評判
- 可愛いイラストで、超初心者の私にも分かりやすい本
- ワークシートを埋めていくだけで、自分のことが分かるようになる
- 複雑な四柱推命を、分かりやすく自分でも出せる本
日本で一番わかりやすい四柱推命の本
『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』は、四柱推命のイロハがわからない初心者にオススメです。
すでに10刷も出ている定番の入門書です。
著者の林秀靜(りん・しゅうせい)氏は、当たる四柱推命を求めて、有名な台湾の風水師「鮑黎明先生」に弟子入りしたらしいですね。
特長
- カラー図面で見やすい
- 説明もやさしくわかりやすい
- 命式の作り方から、占い方までしっかり習得できる
カラーで見やすく、説明もとてもやさしいです。
命式の作り方から、一通りの占い方までしっかりと習得できます。
口コミ・評判
- 自分で命式を作りながら理解していくことができる
- 四柱推命の基本の考え方は、うっすらと理解できたような気がする
- 中国式の四柱推命を解説してる本の中では一番わかりやすい
ただし「わからない」「理解できなかった」という口コミも散見されます。
私自身はとても理解しやすかったので、この辺りの口コミは意外でした…。
四柱推命自体がムツカシイですから、ある意味しかたないかもしれませんね。
Kindle会員なら無料で読めます。
理解できそうかどうか、試し読みしてみると良いですね。
命式が読める 四柱推命 LESSON BOOK
『命式が読める 四柱推命 LESSON BOOK』は、林秀靜(りん・しゅうせい)氏の新刊です。
先に紹介した『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』を、更にわかりやすくした内容です。
特長
- 超初心者向き
- 漫画があって、飽きずに読める
- 相性も調べられる
この本は漫画やイラストがたくさんあって、とにかく読みやすい。
「命式の作り方」で挫折した人にピッタリです。
初めての人でもカンタンに理解できるように、工夫されてますよ。
「四柱推命はムツカしい~😭」
そんな超初心者にこそオススメです。
口コミ・評判
- キャラクターやイラストがあって親しみやすい
- 全体を読み解くための解説がわかりやすい
- 「日本で一番わかりやすい四柱推命の本」とほぼ同じ内容だが、わかりやすい
基礎がわかった人向け「四柱推命」オススメ本
こちらは、
- 四柱推命を少しかじったことがある
- 命式を作ることはできる
…という、基礎がわかった人向けの本です。
2冊目の入門書としてオススメできます。
いちばんやさしい四柱推命入門
著者の神野さち氏は、ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏のお弟子さんです。
『いちばんやさしい四柱推命入門』の特徴は、通変星の解説がとてもくわしい点。
一つの星に対して9ページほども使っており、通変星の読み方が深まります。
特長
- 通変星の解説がとてもくわしい
- 文字が大きくレイアウトも綺麗
- 別冊早見表で、命式を作成しながら学べる
ただし、通変星の記述が多い分、四柱推命の基本的な解説は少なめです。
なので、ある程度イロハがわかった人向き。
シンプル四柱推命
『シンプル四柱推命』は、占い師として多くの本を出している真木あかり氏の著作です。
「CanCam」「SPRiNG」などでも活躍している著者だけあって、女性にもわかりやすく解説されてます。
クドクドした説明はなく、ほんとうにシンプルに覚えたい人向き。
ただし、まったくの初心者向きというわけではありません。
「ある程度、四柱推命を知っているけど、まだうろ覚え」…そんな人が、知識を固めるのに良いと思います。
(実際、私もそれが理由で購入しました)
特長
- ほんとうにシンプルに覚えたい人向き
- サクッと調べられ、知識の定着が進む
- 1年ごと、10年ごとの運命なども確認できる
「天干って何だったけ?」なんて思った時にサクッと調べられるので、知識の定着がドンドン進みます。
とてもキレイな色使いで、なにげにページを開いてしまうカワイイ本。
1年ごと、10年ごとの運命なんかも確認できて、実用的だと思いますよ。
まとめ
今回は、超初心者にオススメの「四柱推命を独学できる本」について解説しました。
四柱推命を理解するのって、ほんとうにムツカシイですよね?
私も、何回挫折したかわかりません😅
超初心者の人に、私がオススメするとしたら、
…の2冊です。
どちらも、イラストや図解が豊富で、とてもわかりやすく解説されています。
まずは、このような「超初心者向き入門書」を読んで、四柱推命占い師として一歩を踏みだしてみてくださいね。
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