路上(街頭)占いで一番有名なのは「新宿の母」でしょう。
新宿東口の伊勢丹前の路上で、
- 九星気学
- 姓名判断
- 手相・人相
…などの占いを使って、50年間もカリスマ的人気を誇ってました。
繁華街では、プロ占い師が数多くラインナップします。
手相、顔相、四柱推命、姓名判断…などなど、古典的な占いが多いのが特徴です。
このコーナーでは、路上占いの始め方や知っておきたいメリット・デメリットなどを解説します。

路上占いの始め方
では、路上占い師を始めるにはどうすれば良いのでしょうか?
それを説明します。
1.路上使用の許可を取る
路上で占いを始めるには、まず、路上使用の許可を取る必要があります。
- 商店街だったら、その商店街の管理組合に許可を取る
- 店の軒先なら、その店のオーナーに許可を取る
- 公共の道路の場合、警察に道路使用許可を取る
ただし、噂では、道路使用許可に関しては、ほとんど降りないようです。
2.同業者や「その筋の方」へのあいさつ
日本全国どこでも、「なわばり」というものがあります。
これを侵すとロクなことがありません。
盛り場などで占いをするには、事前に、同業者や「その筋の方」へのあいさつをしておいた方が良いです。

特に、地方の繁華街は要注意ですよ。
知り合いは、その筋の方に「誰の許可でやってんだ!」と怒られました。
3.商店街やアーケード街で、占いをすることも可能
路上占いと言っても、必ずしも道端でやる必要はありません。
商店街やアーケード街で、占いをすることも可能です。
お店の人やアーケード管理組合の人などに頼んでみると、案外すんなりOKしてもらえるケースも多いんです。
以下の記事では、私が実際にリサーチしてきました!


4.占いセットを用意する
占いをするには、占いセットを用意する必要があります。
小さな椅子と、ミニテーブルがあると良いでしょう。
できるだけコンパクトにまとめると良いです。
また、小さな照明なども必要です。
5.「どんな占いなのか?」が、一目でわかるようにする
路上占いは、一目見て「占い」であることがわかる必要があります。
道行く人の目を引く工夫が必要です。
- 四柱推命
- 手相
- タロット
…など、占いのポップを作ると良いでしょう。
6.SNSなどで告知するのもあり!
今は、占いもSNSを使って宣伝・集客するのが普通になってきてます。
皆さん、ツイッターやインスタを活用して、路上占いをしてますよ。
雨が思ったよりも弱い予報なのでやっぱり路上占いします!
— 上田隆@占いでみんなの幸せを応援する人 (@uedatesou) March 15, 2025
屋根下で待機するのでお時間ある方は是非🙌
※目印としてキャリーバッグの上に白湯のペットボトルを置いておきます https://t.co/z8XH3yiDk5 pic.twitter.com/bmyEdP2DK1
夜20時から路上占い中🔮
— とある占い師の日常 (@tesoumania0520) March 14, 2025
気温10℃くらいあるし、
そんなに寒くないやろーって思ってたら風が強いから凍えてる🥶
X(旧Twitter)を見て来てくれた方々がいて、
満足された様子で「また半年、一年後に来ます😊」って言ってくれた🙌
反応は嬉しいけど、そうなるとますます路上占い止めれなくなる😂 pic.twitter.com/qs9tWumC59
約10ヶ月ぶりの路上だ‼️
— すーぱー☆ (@super_furuya) March 13, 2025
というわけで 本日より 高知市帯屋町(ふとんの西川さん前)にて タロット占い&オラクルカード占いやってます🌟🔯
(18:00 ~ 24:00)
💫今日のタロットカードは…
「THE DEVIL ~ 悪魔」(正)
※キーワード
・悪い誘惑 ・不平不満 ・翻弄される #タロット占い#オラクルカード占い pic.twitter.com/qk6akK5Ao0
路上占いのメリット・デメリット


次に、路上占いのメリットとデメリットを考えてみましょう。
路上占いのメリット
まず、路上占いのメリットを説明します。
資金が要らない
路上での占いは、パイプ椅子とテーブルが1セットあれば開業できます。
ほとんど資金は要りません。
場所によっては集客が見こめる
夜、道端にポツンと占い師が座っていたりすると、「なんとなく占ってみようかな」という気になるものです。
場所によってはまずまずの集客が見こめるのが、路上占いの良いところです。
口コミで広がりやすい
路上占いは、顔を覚えてもらいやすいです。
同じ場所で占っていると認知度が高まります。
もちろん、占いが良く当たれば噂が広がります。
そのため、口コミでお客さんが増える可能性が大きいです。
路上占いのデメリット
次に、路上占いのデメリットを説明します。
路上の使用許可が、なかなかもらえない
まず、路上で占うのであれば、事前に道路使用許可をとらなくてはなりません。
しかし、なかなかOKをもらえないのが現実のようです。
そのため、閉店後の店舗の軒下や民家の前などを借りて占う…などの工夫が必要となってきます。
その筋の方への「みかじめ料」
合法的に路上を使用できない…すると、どうしても無許可で占いをすることになってしまいます。
しかし、その時にやっかいなのが「その筋の方々」です。
最近は暴対法などで、色々と厳しくなってはいます。
しかし、土地によっては、売り上げの何割かをみかじめ料として取られる場合があります。
あらかじめ、屋台のおじさんなどに話を聞いてリサーチしておくことが必要でしょう。



渋谷では、四柱推命の占い師さんが「その筋の方」にお金を渡しているのを見たことがあります。
同業者からの嫌がらせ
地域によっては、路上占いが組織化されている場所もあります。
そういった場合、個人でやっていると嫌がらせをされる可能性があります。
ですので、場合によっては、同業組織へのあいさつをしておく必要があります。
酔っぱらいに注意
繁華街で辻占いをやっていると、当然酔っぱらいも多いです。
ですので、からまれたり、インネンをつけられたりすることがあります。
そういったトラブルが多くなるのが、路上占いや街頭占いの大きな欠点です。
季節や天候に左右される
真冬の路上は寒いです。寒いのでお客さんもあまり来ません。
また、雨が降っているとお客さんはなかなか立ち止まってくれません。
路上占いは、天候に左右されるのが欠点です。
アーケード街だったら、まだマシですが…。
まとめ
今回は、路上占いの始め方や知っておきたいメリット・デメリットなどを解説しました。
路上占いは、地域によってやりやすさが違いますし、警察や「その筋の方」への対応なども違ってきます。
これから路上占いをしようとしている方は、事前に、その地域を良くリサーチしてから開業するようにしましょう。



