電話占い師になるには?必要な準備からプラットフォーム選びまで

「電話占い」は、最近、ネット占いに押され気味ですよね?

しかし、まだまだ根強いファンが多いのも事実。

電話一本で手軽に占ってもらえるし、声を聞きながら相談ができて安心感があるからです。

多くの方からニーズがある「電話占いの副業」はまだまだ安泰です。

このコーナーでは、電話占い師になるための方法を解説します。

電話占い副業にする方法
目次

電話占いのシステム

まず始めに、電話占いのシステムとして

  • 占い師の収入
  • 電話占いの基本的なステップ

…について解説します。

占い師の収入

占い師の利益率のしくみ

占い師の報酬は、売り上げの20~50%ぐらいが相場です。

たとえば、1分200円の占いで60分占ったとしましょう。
報酬の割合が30%だとすると、占い師の取り分は時給にして3,600円となります。

占い師の取り分が少ないと思うかもしれませんが、上記のグラフをご覧ください。

これは、あくまで一例ですが、占い会社では

  • 広告宣伝費
  • システム管理費
  • 人件費

…など、色々な費用がかかっているのです。

報酬は歩合制が基本ですが、待機時間を固定給で支払ってくれる会社もあります。

トップ占い師は月50万円以上稼ぐ一方、初心者はゼロのリスクもあり得ます。
矢野経済研究所のデータ(2024年)によると、上位10%の占い師が市場の利益の半分以上を占める傾向があります。

電話占いの基本的なステップ

電話占いの一般的な流れは、以下のようになります。

STEP
占い師を選ぶ

相談者が占い会社のアプリで占い師を選び、プロフィールや口コミを参考に決定。

STEP
予約または接続

予約制なら指定時間に、即時対応ならその場で電話がつながる。

STEP
占いの開始

占い師が電話で相談者の悩みを聞き、タロットや占星術などで鑑定。

STEP
終了と支払い

通話終了後、システムが自動で料金を計算し、登録した支払い方法で決済。

電話占いをするための準備

電話占いの事前の準備

次に、占い師側が準備すべきことをお知らせします。

まず、電話占いをするには静かな環境が必要です。一人になれる落ち着いた空間を確保しましょう。

用意するものは以下です。

  • 占い道具(タロットなど)
  • ヘッドセット(両手をフリーにするため)
  • ノートパソコン(検索などをする場合)
  • メモ帳(電子メモなども可)
  • 参考書(タロットなどの解説書)

占い道具

タロット占いをする人はタロットカード、占星術をする人はホロスコープ作成ソフトなどを用意しておきましょう。

ヘッドセット

ヘッドセットとは、マイク付きのヘッドフォンです。

特にタロット占いをする占い師さんは両手をフリーにするため、ヘッドセットは必須となります。

なるべく高品質のものを選び、お互いの声がはっきり聴こえるようにしましょう。

ノートパソコン

お客さんと話していて、調べたいことが出てくることがありますよね?

そんな時は、ノートパソコンを目の前に置いておくと便利です。

メモ帳

お客さんの生年月日など、占いに必要なことを覚えておくのにメモ帳は必須です。

最近では「電子メモ帳」を使う人も多いです。

参考書

これは、虎の巻のようなものです。

タロットであれば「シンボルの解説」、四柱推命なら「通変星の解説」などがあると安心ですよね?

特に初心者はお客さんにスラスラ説明できるよう、解説書を手元に置いておきましょう。

電話占いを始めるためのプラットフォーム

実際に、電話占いを始めるためには、活動するプラットフォームを決める必要があります。

まず、考えるべきは「会社に所属するか?個人で開業するか?」です。

そのうえで、自分に合ったプラットフォームを決定しましょう。

1.電話占い会社へ登録する

みんなの電話占い

電話占いのシェアのほとんどは「占い会社」が独占しています。

ですので、電話占い師になるには、占い会社へ登録するのが手っ取り早いです。

ただし「ブラック企業」には注意してくださいね。

占いのオーディションに合格するには?

電話占い師として採用されるには、まず、オーディションに受かる必要があります。

  • 書類選考
  • 電話面接
  • 実技試験

…をクリアーしなければなりません。

会社によっては合格率が低いです。初心者には狭き門となってしまうかも…。

オーディション合格率アップのコツを記事のまとめました。
以下を参考にトライしてみてくださいね。

2.求人検索サイトから応募する

電話占い師は、求人検索サイトでも募集してることがあります。

メジャーどころから、小さな会社まで色々あります。

マメにチェックして、気になる会社にアプローチしてみましょう。

3.ココナラで副業する

ココナラの電話占い

占い会社へ勤めるのは、ちょっとハードルが高い(._.)…という人は、ココナラで電話占いをするのもオススメです。

誰でもカンタンに登録できて、オーディションもノルマもありません

「副業感覚」で占い師をすることができます。

4.ネットショップを作って副業する

STORESタグ

最近は、多くの人が副業でネットショップを運営してますよね?

…などは、電話占いのような無形商品(サービス)も販売できます。

  • スマホ一つで簡単にネットショップをつくることができる
  • 初期費用や使用料は無料

初心者にとって、リスクなく、簡単に、電話占いを出品することができますよ。

ネットショップで電話占いをする方法

ネットショップを使って「電話占い」をするには、どのような方法があるのでしょうか?

たとえば、

  • LINE電話を利用する
  • ZOOMを利用する
  • お客さんのTELに直接かける
  • 占い師側のTELにかけてもらう

・・・などでやり取りができます。

利用料金に関しては、30分間2,000円など、自分で「時間枠」を設定します

その時間枠を購入してもらってから、サービスを開始します。

お金のやりとりは、ネットショップが決済してくれます。
面倒なことは何もありません。

LINE電話・ZOOMの使い方
  • LINE電話: 無料通話が可能で、顧客との連絡がスムーズ。事前に友だち追加が必要。
  • ZOOM: ビデオをオフにして音声通話をすることも可能。ビデオ通話だと表情を見ながら占えるので便利。

電話占い会社所属のメリット・デメリット

ところで、電話占い会社所属には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

それを解説しますね。

電話占い(会社所属)のメリット

メリット

まずは、電話占い(会社所属)のメリットです。

メリット
集客自分で集客する必要が少ない(会社が宣伝・集客を担当)
トラブル対応トラブルは会社が対処してくれる(クレーム対応やディープな客への対応が安心)
収入頑張れば「大きな収入」に繋がる
副業適性占いだけに専念できる(宣伝や料金回収、サイト構築が不要)
スキルアップ占いのスキルアップを後押ししてくれる(社内教育で知識やマナーを学べる)
働きやすさ夜型の人に向いている(夜間帯の需要が高く、昼OL・夜占い師のような働き方が可能)

1.自分で集客する必要が少ない

占いの仕事で、一番大変なのが「集客」です。

しかし、電話占い会社に属していれば、宣伝と集客は会社がやってくれます

ですので、占い師は占いに集中できます。

ただし、稼げる占い師になるには、自分でもSNSなどで集客する必要があります。

2.トラブルは会社が対処してくれる

電話占いの世界は、ディープなお客さんも多いです。

そのため、ちょっとした行き違いなどでトラブルに発展することもあります。

そんな時、会社の後ろ盾があると安心です。

個人で対応するのがしんどいクレームなども、会社が的確に対処してくれます。

3.頑張れば、大きな収入に繋がる

電話占い会社は10分2,000円など、時間制で課金しています。

ですので、長く対応すればするほど、占い師の収入が増えてゆきます。

頑張って多くのお客さんの相談に乗れば、割と大きな収入に繋がる仕事だと言えます。

電話占い師の収入

時給換算で1,000円~3,000円程度が一般的ですが、人気占い師になると月収50万円以上も可能。

ただし、歩合給が中心なので「ゼロ」というリスクもあります。

4.占いだけに専念できるので「副業」に適してる

占い会社に属して電話占いをすれば、会社がすべてお膳立てしてくれます。

ですので、

  • 自分で宣伝を打つ
  • 料金を回収する
  • サイトを構築する

…などのメンドウはありません。

占いだけに専念できるので、本業の仕事をしながら続けられます。

そういう意味では、副業に適してると言えます。

5.占いのスキルアップを後押ししてくれる

最近は、占いのスキルアップを後押ししてくれる会社も多いです。

社内教育の一環として、占い師になるための「基本的な知識やマナー」を教えてくれるんです。

こういう制度がある会社なら、初心者占い師にはすごくメリットがありますね。

6.夜型の人に向いている

電話占いの需要がある時間帯…それは夜です。

夜一人でいると不安になったり、誰かと話をしたくなることが多いからです。

夜型の人は、電話占いの仕事が向いているかもしれません。

昼間はOL、夜は占い師…そんな形で副業するのにも適してます。

電話占い(会社所属)のデメリット

デメリット

次に、電話占い(会社所属)のデメリットをお知らせします。

デメリット
ストレスストレスが溜まりやすい(依存症気味なお客さんの対応など)
トラブル不安定なお客様から、逆ギレやヤツ当たりされる可能性がある
収入歩合給なので収入が「ゼロ」のこともある。マージン(手数料)が5割~7割と高い
仕事の安定性「仕事が来ない会社」や「ノルマのある会社」もある(事前のリサーチが必要)
プライバシー「顔写真の掲載」を求められる場合があり、顔出しNGの人は注意が必要
働きやすさ事前にスケジュールを提出する必要があり、予定に縛られる

1.ストレスが溜まりやすい

電話占いをしてると、色々なお客様に当たります。

えんえんと同じことを相談してくる依存症気味のお客様もいらっしゃいます。

また、電話は相手の声を聴くわけですから「相手の波動」をかぶりやすいです。

ですので、メール占いなどと比べるとストレスが溜まりやすいと言えます。

2.「不安定なお客様」からのTELも多い

「精神的に不安定なお客様」が割合多いのも、電話占いの特徴です。

言葉のやり取りなど些細なことが、相手のカンに触ることがあります。

逆ギレされたり、クレームを入れられたりすることもあるでしょう。

そういった場合、巻き込まれないよう冷静に対処することが必要です。

3.請求額が高額になり、クレームにつながる可能性がある

お客様と話をしていると、時間はあっという間に過ぎてゆきます。

気づいたら、「かなりの請求額」になっていたということもあります。

  • ほどほどの時間で切り上げる
  • 時々、お客様へ時間の確認をする

…などをしないと、クレームにつながるケースもあります。

また、事前に、しっかりと料金システムの説明をすることも大切です。

4.マージン(手数料)が高い

当然ですが、電話占い会社はマージン(手数料)を取ります。

マージンは占い会社によってまちまちですが、かなり高いです。

売り上げの5割~7割位は持ってゆかれると思った方が良いでしょう。

5.歩合給なので、収入が「ゼロ」ということもある

電話占い会社の多くは「歩合給」です。

一部の例外を除いて「固定給」はありません。

ですので、お客さんがつかなければ、収入ゼロということもあります。

6.「仕事が来ない会社」「ノルマのある会社」もある

知名度のない占い会社ですと、まったく仕事がこないことがあります。

また、売り上げのノルマがある会社も存在します。

そういう会社に当たらないように、働く前にある程度のリサーチが必要でしょう。

7.事前にスケジュールを提出する必要あり

占い会社は、占い師のスケジュールを管理する必要があります。

「土曜日は先生が多いけど、月曜日は少ない」などのムラがないようにするためです。

なので、占い師は、1ヶ月単位などでスケジュールの提出が必要となることが多いです。

  • 予定に縛られる
  • スケジュールを管理される

…などが苦になる人は注意してください。

8.顔写真の掲載を求められることがある

電話占い会社によっては、「顔写真の掲載が必須」という所があります。

顔出しをしたくない人は、注意が必要です。

もちろん、ベールをかぶったり、アイマスクをしてもOK…という占い会社もあります。

「顔出しNG」という人は、事前にリサーチすることをお勧めします。

電話占い師になるにあたって、知っておくべきこと

知っておくべきこと

電話占い師として活躍するには、占いのスキルだけでなく、お客様との信頼関係を築くための心構えや対応力が求められます。

医療や法律に関するアドバイスは避ける

電話占いでは、医療や法律に関するアドバイスは避け、あくまで占いとしての助言に留めることが重要です。

たとえば、医者でもないのに医療行為をすると違法行為とみなされます。

お客様が占いに過度に頼らないよう、健全なアドバイスを心がける

お客様が占いに依存しすぎないよう配慮しましょう。

いたずらに不安をあおったりせず、現実的で前向きなアドバイスを心がけてください。

相談者の自立を促すことが、占い師の高評価にもつながります。

お客様の個人情報や相談内容を漏らさない

お客様のプライバシーを守るのは、最低限のル-ルです。

モラルを守って、しっかりした信頼関係を作りましょう。

そうすることで、お客様は安心して相談できます。

聞き上手になる

電話占いでは、「とにかく話を聞いてもらいたい」というお客様も多いです。

たとえグチであっても、丁寧に耳を傾けましょう

そうすることで、お客様の満足度が高まります。

コミュニケーション能力を強化する

適切な相槌、話を引き出す質問力、内容を整理するスキル、感情に響く表現力…

これらのコミュニケーション能力を磨きましょう。

スムーズで心地よい会話のキャッチボールができれば、自然とリピーターが増えてゆきます。

まとめ

今回は、電話占い師になるための方法を解説しました。

電話占い師になるには、自分で集客したりする手間が少ない「占い会社」が手っ取り早いです。

ですが、

  • 手数料が高い
  • スケジュールに縛られる
  • 顔写真の掲載が必要なこともある

…などのデメリットもあります。

電話占い師になりたいと考えている方は、メリットとデメリットを比べて、よく検討してみてくださいね。

「占い会社で働くのはハードルが高い」と思う初心者さんは、手始めにココナラSTORESなどで副業を始めてみると良いですよ。

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