最近、占い師さんもAIを使う人が増えてきましたね?
もちろん、鑑定をAIに丸投げしてしまうことはNGです。
なぜなら、依頼者はあなたの心からの言葉や、気持ちのこもったアドバイスを求めているからです。
ですが、AIの利用には大きなメリットがあります。
- 誤字脱字のチェック
- 専門用語をわかりやすい言葉へ言い換え
- 新しい視点の提示
・・・などなど。
使い方によって、AIは鑑定をブラッシュアップしてくれる、頼もしいアシスタントになってくれます。
今回は、占いの鑑定をAIに手伝ってもらう方法(プロンプトなど)について解説します。

占いに、AIを使うべきか?
占い師の中には
- AIなんて必要ない!
- いや、AIを活用すべきだ!
…という、両方の意見があります。
実際、どうなのでしょう?占いに、AIを使うべきなのでしょうか?
自力で質の高い鑑定文を書けるなら、AIを使う必要がない
- わかりやすくて、心に響いた!
- 的確なアドバイスをもらえて、前向きになれた!
…など、お客様から好評を得ているなら、自分の力とセンスで鑑定書を作った方が良いと思います。
自力で質の高い鑑定文を書ける占い師さんは、無理にAIを使う必要はありません。
文章が未熟な人は、AIを使うメリットあり
では、AIを使った方が良い占い師さんとは?
- 鑑定文がいつもワンパターン
- 専門用語ばかり使って、お客様に伝わらない
- スピリチュアルな表現が多くて、わかりにくい
- 文章が硬くて、冷たい印象を与えてしまう
…こんな悩みを持っているなら、AIを使うことをおすすめします。
AIは万能ではない!占いでAIを使う時の注意点

AIは、あなたの鑑定をサポートしてくれる便利なツールです。
ただし、いくつか注意しておきたい点があります。
1.鑑定を丸投げしない
AIは優秀なので、「恋愛で悩んでいる人に、○○のカードが出たらどんな鑑定をしますか?」などと質問すれば、すぐに鑑定文を作ってくれます。
しかし、AIが作成する文章は一般的なアドバイスであり、お客様一人ひとりの状況に合わせたものではありません。
お客様は、年齢、性格、置かれている状況などがそれぞれ異なります。
ですので、AIが作った鑑定文を丸投げするのは良くありません。
2.必ずファクトチェックをする
AIはまだ発展途上なので、間違った情報を出してしまうこともあります。
特に、ホロスコープの作成などは、AIが苦手とする分野です。
AIが出した情報は鵜呑みにせず、必ず自分でファクトチェックしましょう。
3.同じ表現がネットで使われてないかチェックする
AIは、インターネット上の情報を参考にして文章を作成します。
そのため、他のサイトの文章と似てしまう可能性があります。
同じ表現が、ネット上で使われてないかをチェックしましょう。
4.個人情報を入れない
AIは入力された情報を学習して、さらに賢くなってゆきます。
ですが、個人情報を入れてしまうと、後々、どのような使い方をされてしまうかわかりません。
お客様の個人情報などは、絶対にAIに入力しないようにしましょう。
鑑定作成で使えるプロンプト例

では、AIに占いを手伝ってもらう方法を具体的に見てゆきましょう。
ここでは、鑑定作成で使えるプロンプト例をご紹介しますね。
「どんなお客様向けか?」を設定する
占いに来るお客様は、年齢、職業、性格がさまざまです。
そこで、鑑定文を作る前に「どんなお客様に向けてなのか?」をAIに伝えてみましょう。
たとえば
- 40代の主婦向け
- 20代のOL向け
- 占いに慣れてない方向け
…このようなプロンプトを入れることで、クライアントにとって満足度の高い鑑定文を作成することができます。
新しい気づきをもらう
私たちは、「自分の視点だけ」で物事を考えてしまうことが多いですよね?
それでは、偏った鑑定をしてしまうことになります。
AIは、あなたとは違う視点から新しい気づきを与えてくれます。
- この他に、必要なアドバイスがあれば付け加えてください
- 別の視点から見て、何か気づきはありますか?
…などのプロンプトを加えてみましょう。
そうすれば、今まで思いつかなかったような視点をもらえるかもしれません。

鑑定の幅が広がりますよ。
表現をもっと豊かにする
占い師さんの中には、文章が固い人もいますよね?
また、忙しさのあまり、事務的になってしまったり、冷たい印象を与えてしまうこともあります。
そんな時は、
- もっと心に寄り添った文章にリライトしてください
- 優しい雰囲気の文章にしてください
…とプロンプトを入れてみましょう。
AIがあなたの文章を、より温かく、親しみやすい表現に書き換えてくれます。
鑑定の質を高めるヒントを提案してもらう
鑑定の質を高めるには、
- お客様が元気になれるような、ポジティブな言葉を入れてください
- 具体的な行動指針を3つ追加してください
- この鑑定文に合うような、締めの言葉をください
…などのプロンプトを使い分けると良いでしょう。
プラスアルファに繋がるヒントを、AIに提案してもらいましょう。
占いにどのAIを使うか?


ところで、AIは色々あります。
どのAIを使えばよいか迷ってしまいますよね?
代表的なAI
代表的なAIには
- ChatGPT
- Gemini
- Claude
- Grok
・・・などがありますが、どれも優秀です。
私は、実際に占いで使ってみましたが、それほど大きな違いは感じられませんでした。
ただし、若干個性の違いはあるので、自分に合ったものを利用すると良いでしょう。
ChatGPT
対話に特化したAIで、まるで人間と話しているような自然なやり取りが可能です。
気軽に相談したり、アイデアを練ったりするのに向いています。
文章の読みやすさでは一番かもしれません。
Gemini
Googleが開発した高性能AIです。
正確で緻密な解答をしてくれるのが特長です。
ただし、文章に堅い感じがあります。
占いで使うのであれば「30~40代の主婦向けに書いてください」などとプロンプトを入れると良いでしょう。
Claude
Anthropicが開発したAIで、自然な日本語で文章を作ってくれます。
ちょっと素っ気ない文章ですが、要点はちゃんとまとまってます。
こちらも「誰向けの文章か?」をプロンプトで指定すると良いでしょう。
Grok
イーロンマスクのXAI社が作ったAIです。
X(旧ツイッター)のアカウントがあれば、誰でも利用できます。
あまり詳しい文章を作成するには向きませんが、気軽な感じで質問に答えてくれるので使勝手はイイです。



ほとんどのAIは無料で利用できます。まずは使ってみて、自分に合うかどうか試してみましょう。
まとめ
今回は、AIで鑑定文をレベルアップさせる方法(プロンプトなど)について解説しました。
AIは、占い師にとって便利なツールです。上手に活用することで、鑑定文の質を向上させることができます。
ただし、AIの文章をそのまま丸投げするのは、絶対にオススメできません。




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