ネットショップ作成サービスと言えば、STORES(ストアーズ)が有名ですよね?
「占いの販売でSTORESを使おうか?」と考えてる人も多いことでしょう。
でも、
・・・と心配している人も、いらっしゃいます。
そこで、今回は、STORESは占い禁止なのか?それともOKなのか?について、くわしく解説します。
結論から言うと、STORESでの占い販売は禁止ではありません。
ご覧の通り、現在、タロットだけでも2,000件以上の占い出品数があります。
多くの占い師さんが、STORESで活躍しています。
ですが、どんなネットショップ作成サービスにも「出品停止」や「アカウント凍結」のリスクはあります。
そうならないための
- 注意点
- リスク分散法
・・・なども、併せてお伝えしますね。
なぜ「STORESは占い禁止?」と、心配する声があったのか?
それにしても、なぜ「STORESは占い禁止?」と心配する声が出てきたのでしょう?
「当時の状況」や「事情通の話」などを元に、推理してみました。
これは、2018~2020年頃の話です。
当時、ネット占いが急激に伸び始めました。
- 占い師になりたい
- 占いの副業をしたい
・・・という人が、続々とネットに参入してきたんですね。
「無形商品OK」のSTORESで、占いの出品が増える
ネットショップの大手と言えば、BASEとSTORESです。
ところが、BASEは、占いのような「無形商品」を出品するのに条件があります。
鑑定書のような「有形物」を郵送しなければならないのです。
一方、STORESには、そのような縛りはありません。
そのため、多くの占い師さんが、STORESで販売サイトを開設したのです。
怪しいサービスには、一定の規制が入るようになった?
しかし、占い師と言っても「玉石混合」です。
残念ながら、中には、お金儲けばかりに目が行き、サービスの質が伴わない人も目立ち始めました。
そこで、STORESでも、そのような低品質な(怪しい)サービスに、一定の規制が入るようになったのです。
ここらへんは、あくまで「予想」です。
ココナラなどにも、自主規制が入る
この流れは、STORESだけではありませんでした。
時を同じくして、ココナラなどにも規制が入るようになりました。
特に、ヒーリングやカウンセリングなどは「あれはダメ、これはダメ」と、かなり禁止事項が広がったのを覚えています。
この時期は、STORESに限らず、業界全体が自主規制をおこなったようです。
ネットショップで規制が入ったのは「どんなサービス」だった?
ところで、ネットショップで規制が強まったのは、どのようなサービスだったのでしょうか?
- ヒーリング
- カウンセリング
- コンサル
- 占い
・・・などの中で「何らかの条件に引っかかるサービス」に規制が入ったようです。
「何らかの条件」としたのは、その条件があまり明確ではないからです。
というのは、こんな理由があります。
決済は、ネットショップではなく「決済代行会社」がおこなう
実は、商品やサービスなどの「支払いの決済」をおこなうのは、ネットショップではありません。
- Stripe
- Square
- PayPal
・・・などの決済代行会社がおこないます。
ネットショップは、このような決済代行会社さんと業務提携しているのです。
決済代行会社の「OK/NG」の基準はブラックボックス!?
しかし、その決済代行会社の「決済OK」or「決済NG」の基準はブラックボックスになってます。
はっきりとは、公示されないのです。
おそらくは、
- クレームの多いサービス
- あまりに高額なサービス
- 霊感商法っぽいサービス
- 著作権などに違反してるサービス
- 特定商取引法の表記がないサービス
- 不正決済、不正利用があったサービス
・・・などには、NGが入ったと思われます。
決済代行会社での「危険な話」
基本的には、どの決済会社も、審査に目を光らせてます。
そんな話をよく聞きます。
下記は、STORESさんとは「無関係な話」ですが、参考として挙げておきます。
イケハヤさんの、Shopifyでの出金停止
あの有名なインフルエンサーイケハヤさんは、Shopify Paymentsで危ない体験をしています。
当時、サプリを販売していたイケハヤさんですが、販売内容に審査が入って出金を止められたのです。
冷や汗ものだったでしょうね?
ですが、審査後、無事出金できたそうです。
これは、Shopifyさんがどうのこうのではなく、 やはり、社会に認知されていないサプリ販売はムツカシイということでしょうね。
また、「アンチが嫌がらせの通報をしたのかも」という声もありました。
「Brain」の決済システムの強制停止
2023年の5月には、コンテンツ販売プラットフォームの「Brain」の決済システムが、一時期強制停止されました。
申し訳ございません。
ただ、弊社も決済会社から「Brainさん、ここ直してね。後1時間後に決済止めるから」みたいな温度感で修正依頼等を受けています。毎度急なメンテナンスにはなりますが、コンテンツ販売業界を守るためには仕方ないことなのです…。… https://t.co/LyWINr1WRn
— 迫 佑樹@Brain社長 | 年11億の流通額、ユーザ数20万人突破のプラットフォーム運営 (@yuki_99_s) May 6, 2023
このように、決済代行会社によってストップがかかる話は、あんがい多いんです。
現在のSTORESの状況は?
では、話を元に戻しますが、STORESの現在の状況はどうなのでしょうか?
占いなど「無形商品」の出品はできるのでしょうか?
占いの販売は可能です
占いの販売は可能です☺
実際にも、問題なく、多くの方が占いを販売しています(10,000件以上)。
規則やモラルを守り、「常識的なビジネス」をしていれば大丈夫です。
ただし「あまりに怪しいサービス」は注意しましょう
ただし、これはどのネットショップでも同じですが、
- あまりに怪しいサービス
- 高額なサービス
- 過去にトラブルがあった人
…などは、細かい審査をされる可能性があります。
どんな有名なネットショップであっても「出品停止」「アカウント凍結」のリスクがあります。
なので、細心の注意を払って運営してゆきましょう。
ネットショップで出品停止などのリスクを回避するには?
ところで、ネットショップで
- 出品停止
- アカウント停止
…などのリスクを回避するには、どうすれば良いのでしょうか?
1.「薬事法」などの、法律を守った出品をする
当然と言えば当然ですが、ビジネスをするには法律を守る必要があります。
占い師やヒーラーが特に注意すべき法律は、薬事法です。
「病気が治ります」など、薬事法に抵触するような出品をしないように気をつけましょう。
2.最初から、高額サービスを販売しない
最初から、いきなり数万円などの高額サービスを売るのは注意すべきです。
もちろん、内容と見合っていれば、ビジネスとして問題はないでしょう。
しかし、決済代行会社のチェックは入る可能性があります。
そうならないためには、
- 最初は数千円のサービスを販売し
- 信用を積み上げてく
…という形が、安全だと思われます。
3.お客さんのクレームに繋がらないようにする
お客さんから、たびたびキャンセルが入ったら、決済代行会社の「疑惑」を招きかねません。
もちろん、キャンセルがあるのは仕方が無いです。
ですが、あまりにたくさんキャンセルが入ったりクレームが多発すると、やはり、審査が入る可能性が高まるでしょう。
お客さんのクレームに繋がるようなやり方は、しないように注意しましょう。
ただし、先述したように、決済会社さんの判定はブラックボックスです。
なので、上記を実践したからといって、必ず安全というわけではありません。
実行は自己責任でお願いします。
リスク回避したいなら「複数の決済手段」を持っておこう!
もし、アカウントが停止したら、その日から仕事がストップしてしまいますよね?
副業なら打撃は少ないですが、それがメインの収入だったら食べてゆけなくなってしまいます。
そうならないために、多くの占い師さんはリスク回避をしています。
その方法は、
…ということです。
複数のネットショップにアカウントを作っておく
簡単に説明すると、つまり
・・・など、最低でも2つのプラットフォームに、アカウントを作っておくというわけです。
こうしておけば、もし「一つのネットショップ」がアカウント停止になっても、「別のショップ」で決済することができます。
メインのショップがストップしたら、別のショップに誘導する
ツイッター(X)やインスタで集客してる人は、複数のショップを持っているケースが多いです。
こうしておけば、一つのショップがダメになっても、もう一つのショップに誘導できるので安心です。
ネットで占いの販売をするなら、こんな感じでリスクを軽減すると良いですよ。
まとめ
今回は、STORESは占い禁止?ネットショップで「出品停止」などのリスクを回避するには?について解説しました。
結論としては、STORESは占いの出品ができます。
ただし、STORESに限らず、どんなネットショップにも「出品停止」や「アカウント凍結」などのリスクはあります。
そうならないためにも、今回挙げた点を注意しておくことをオススメします。
大切なことは、
- 決済代行会社の疑惑を招くビジネスをしない
- お客さんのクレームに繋がるようなやり方をしない
- リスク回避のために複数のネットショップを持っておく
・・・ということですね。
これらを守って、安全に占いの仕事をしてゆきましょう☺